Linux - ゴミ箱をコマンドで操作!
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Linux でゴミ箱をコマンド操作する方法についての記録です。
0. 前提条件
- 当方、Linux Mint 17.2(64bit) で動作を確認。(他のディストリビューションでも同じか同様のはず)
1. ゴミ箱について
- ゴミ箱の場所は
$HOME/.local/share/Trash
であることを認識しておくとよい - expunged, files, info の3ディレクトリが存在する。
- files ディレクトリには、移動させられたファイル・ディレクトリが格納されている。
- info ディレクトリのファイルには、ゴミ箱に移動したファイル・ディレクトリの情報が記述されている。(ファイル名:ゴミ箱に移動したファイル・ディレクトリ名+
.trashinfo
) - expunged ディレクトリについては詳細不明。
2. trash-cli パッケージのインストール
$ sudo apt-get install trash-cli
3. ゴミ箱内ファイル・ディレクトリ一覧の確認
ゴミ箱に移動された日時と、移動される前の位置(フルパス)が出力される。
$ trash-list
2016-05-09 18:28:56 /path/to/xxxxx.xxx
:
4. ファイル・ディレクトリをゴミ箱へ移動
ファイル・ディレクトリ名(ワイルドカードも使用可)を指定して実行する。
$ trash-put foo.bar
5. ゴミ箱内を空にする
$ trash-empty
日数を指定することも可能。
例えば、ゴミ箱へ移動してから 7 日以上経過したファイル・ディレクトリだけを削除するなら、以下のように実行する。
$ trash-empty 7
当方は、定期的にゴミ箱内の古いゴミを削除するよう cron 化しています。
以上。
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