LMDE 3 - TeXworks インストール(ソースビルド)!

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 \(\TeX\) を扱うための GUI ツール TeXworks を LMDE 3 (Linux Mint Debian Edition 3) に、ソースをビルドしてインストールする方法&設定についての記録です。

0. 前提条件

1. ライブラリのインストール

TeXworks のインストールに必要なライブラリをインストールしておく。

$ sudo apt install libqt4-dev libpoppler-qt4-dev libhunspell-dev

依存するライブラリもインストールされる。

2. TeXworks のインストール

$ git clone https://github.com/TeXworks/texworks.git
$ cd texworks
$ mkdir build
$ cd build
$ cmake ..
$ make
$ sudo make install

3. TeXworks の起動

メニューの「オフィス」に “TeXworks” ができているので、クリックして起動してみる。(メニューになければ、マシンを再起動してみる)

4. シェルスクリプト作成

texファイル → platex → dviファイル → dvipdfmx → pdfファイル → PDFビュア という流れで tex ファイルから PDF を作成するのだが、これを一連で処理するためのスクリプトを作成する。

File: /usr/local/texlive/2018/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh

1
2
3
#!/bin/sh
platex $1 || exit 1
dvipdfmx $1 || exit 1

そして、実行権限を付与。

$ sudo chmod +x /usr/local/texlive/2018/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh

※以降の作業でシェルの所有者によるエラーが発生する場合は、所有者を実行するユーザに変更してみる。

$ sudo chown hoge:hoge /usr/local/texlive/2012/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh

5. タイプセットの変更

メニューの [編集] - [設定] を開き、[タイプセット] タブの [タイプセットの方法] に “pdfpLaTeX” を追加する。

  • 名前:pdfpLaTeX
  • プログラム:/usr/local/texlive/2018/bin/x86_64-linux/pdfplatex.sh
  • 引数:$basename

そして、作成した pdfpLaTeX を最上位に移動し、デフォルトも pdfpLaTeX に変更する。

6. 動作確認

tex ファイルを作成し、左上にあるタイプセットボタンをクリックする。 構文にエラーがなければ、自動で dvi ファイル、pdf ファイルを作成し、PDFビュアで作成された PDF が表示されるはずです。 ※\(\TeX\)そのものについての詳細ここでは述べません。別途お調べ下さい。


以上、

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