Debian 8 (Jessie) - インストール(サーバ用途・最小構成)!

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Debian GNU/Linux 8 (Jessie) をサーバ用途・最小構成でインストールする方法についての記録です。

以前古いバージョンでの作業時に残していた記録を参考に作業を行い、今回更新した作業記録を貼付する形式の内容となっています。
(当然ながら、興味がなければスルーしてください)

0. 前提条件

  • Oracle VM VirtualBox で仮想マシンにインストールする。
  • 仮想マシンのメモリ容量は 1GB, ディスク容量は 50GB を想定する。
    ネットワークはホストOSからゲストOSへアクセスしたいので「ブリッジ」とする。
  • DHCP を使用しない。(ネットワークは手動で設定する)
  • パーティションは手動設定する。
  • プロキシは使用しない。
  • ソフトウェアのインストールは行わない。(必要になったときにインストールするので)

1. インストールイメージのダウンロード

以下のサイト、もしくは国内ミラーサイトから ISO イメージをダウンロードする。
今回当方は AMD64 版 NetInstall CD イメージ “debian-8.0.0-amd64-netinst.iso” をダウンロードした。(DVD 版でもよいが、必要なものは必要なときにインストールできればよいので NetInstall 版とした)

当然、ダウンロード後は CD(DVD) に焼き付ける。(ブート可能オプション必須)
仮想マシンにインストールするならディスクに焼き付けなくてもよい。

2. インストール

以下のような手順でインストールする。
(スクリーンショットは、画像が多くなるため非掲載。以下の文章だけで理解できるはず)

  1. “Boot Menu” で、”Install” を選択する。(綺麗な画面がよければ “Graphical install” を選択する)
  2. “Select a language” で、インストール中に使用する言語を選択する。(サーバ環境に日本語は不要なので “English” にした)
  3. “Select your location” で、 “other - Asia - Japan” を選択する。
  4. “Configure locales” で、 “en-US.UTF-8” を選択する。
  5. “Configure the keyboard” で、 “Japanese” を選択する。
  6. “Configure the network” で、”Hostname” にマシンに設定するホスト名を入力し、 <Continue> で次へ進む。
  7. 続けて、 “Domain name” にドメイン名を入力し、 <Continue> で次へ進む。
  8. “Set up users and passwords” で、”Root password” に root のパスワードを入力し、 <Continue> で次へ進む。
  9. 続けて、確認のため “Re-enter password to verify” に root のパスワードを再入力し、 <Continue> で次へ進む。
  10. 次に、 “Full name for the new user” にユーザのフルネームを入力し、 <Continue> で次へ進む。
  11. 次に、 “User name for your account” にユーザ名を入力し、 <Continue> で次へ進む。
  12. 次に、 “Choose a password for the new user” にユーザのパスワードを入力し、 <Continue> で次へ進む。
  13. 続けて、確認のため “Re-enter password to verify” にユーザのパスワードを再入力し、 <Continue> で次へ進む。
  14. “Partition disks” で、 “Manual” を選択する。
  15. 続けて、パーティションを設定するディスクを選択する。
  16. 空の新しいパーティションを作成するか確認されるので、 <Yes> を選択する。
  17. 続けて、パーティション分割方法を選択する。(当方は以下のように設定)
    • Primary 1 GB /boot
    • Logical 2 GB swap
    • Logical 2 GB /
    • Logical 10 GB /usr
    • Logical 25 GB /var
    • Logical 2 GB /tmp
    • Logical 残り /home
  18. “Write the changes to disk?” パーティションの変更をディスクに書き込むか確認されるので、 <Yes> を選択する。
    インストールが始まる。
  19. “Configure the package manager” で、接続したいアーカイブミラーサイトのある国を選択する。(通常は “Japan” でよい)
  20. 続けて、 “Debian archive mirror” で、接続したいアーカイブミラーサイトを選択する。(通常は “ftp.jp.debian.org” でよい)
  21. 次に、 “HTTP Proxy information (blank for none)” で、プロキシの設定を行うが、使用しない場合は空のまま <Continue> で次へ進む。
  22. “Configuring popularity-contest” で、パッケージの利用調査に参加するか問われるので、 <Yes> を選択する。(参加は任意なので <No> でもよい)
  23. “Software selection” では、 “SSH Server” と “Standard system utilities” にのみチェックを入れて <Continue> で次へ進む。(その他は必要なときにインストールするので)
  24. “Install the GRUB boot loader on a hard disk” で、MBR(マスタブートレコード)に GRUB をインストールするか問われるので、 <Yes> を選択する。(デュアルブートや、別途ブートローダを使用する場合は <No> を選択する。ブートローダについて理解していないとインストール完了後起動しなくなるので注意)
  25. 続けて、 “Device for boot loader installation” で、ブートローダをインストールするディスクを選択する。
  26. “Finish the installation” で、ディスクを取り出し(仮想マシンなら切断(アンマウント)し)、 <Continue> で再起動する。
  27. 再起動後、ログインコンソール画面が表示されればインストールは成功。
  28. さらに、登録したユーザや root でログインできるかも確認する。

以上。





 

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