緊急地震速報 - SignalNow Express!

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「この度の東日本大震災で被災された皆様に対し、心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早く復旧されることをお祈りいたします。」

さて、あの日から1ヶ月以上が経過しましたが、いまだに毎日のようにテレビ(NHK)で「緊急地震速報」が発表されています。

「緊急地震速報」を受信するにはテレビやラジオをつけていなければなりません。

私の所有しているドコモの携帯ではエリアメールで知らせてくれるものの、自分の住んでいるところ以外のことはわかりません。 ※私の居住地島根県は地震が少ない(気象庁の統計ページによると関東や東北の10分の1以下)ので、このエリアメールさえ実際には受信したことがありません。

そこでパソコン用の「緊急地震速報」ソフトを探してみました。

よくあるのはウェザーニュースの「The Last 10-Second」です。 動画サイトなどで「The Last 10-Second」を観てみるとかなり良さそうですが、このソフトを使用するにはウェザーニュースの会員登録が必要で月額315円の費用がかかります。

無料のものを探してみると、ストラテジー株式会社の「SignalNow Express」というものがありました。(Windows7、Vista、XP用、プロキシサーバ非対応)

SIGNALNOW_EXPRESS

インストールするにはストラテジー株式会社ダウンロードページからソフトをダウンロードしてインストールするだけですが、ライセンス登録(メールアドレス登録)が必要です。ソフトの使用には登録後に送信されるメールに記載されているライセンスキーの入力が必要です。

自分の居住地(都道府県)、予測する震源地マグニチュード・居住地震度を設定するだけで使用できます。 (このソフトでの音量調整は今のところ不可のようなので各自で音量調整が必要)

SIGNALNOW_EXPRESS_2

「緊急地震速報」には、テレビやラジオなどで発表される「一般向けの緊急地震速報(警報)」と鉄道会社・工場・病院等向けの「高度利用者向けの緊急地震速報(予報)」がありますが、「SignalNow Express」は「高度利用者向けの緊急地震速報(予報)」を利用しているようです。 (気象庁の説明サイト参照 → 「緊急地震速報のしくみと予報・警報」)

「一般向けの緊急地震速報(警報)」と「高度利用者向けの緊急地震速報(予報)」の違いは気象庁サイトによると以下のとおり。

  • 一般向けの緊急地震速報(警報) 複数の地点で観測されたデータを解析し、最大震度が震度5弱以上と予測された場合。
  • 高度利用者向けの緊急地震速報(予報) どこかの観測地点で、P波またはS波の振幅が100ガル以上となった場合。 地震波を解析した結果、震源・マグニチュード・各地の予測震度が求まり、そのマグニチュードが3.5以上、または最大予測震度が3以上である場合。

さらに「高度利用者向けの緊急地震速報(予報)」は1回のみの発表ではなく、地震検知から1分くらいの間に数回(5~10回)発表されるようです。 ある地点で1回地震を検知しても他の地点で検知されなければ、それはキャンセルされたりします。(落雷による局所的な揺れなど) 高度利用者(登録した事業者)はこれらのデータを独自に処理して、大規模災害に備えているようです。

SignalNow Express」はストラテジー株式会社の「SignalNow」という緊急地震速報装置の個人利用版PCソフトのようなものですが、おそらく送られたデータをそのまま利用しているだけです。(複数の地震データを解析するには高度な計算が必要だと思います。)

ですから、テレビ等で発表される「緊急地震速報」と若干異なる場合があります。 (予測マクニチュード・震度が異なったり、テレビ等では発表されていなくても「SignalNow Express」は検知していたり(またはその逆))

当方は使用を開始してまだ2日程度ですがこの間に4回検知しています。 検知直後テレビ(NHK)をつけると「緊急地震速報」が同じ震源で発表されていました。 マグニチュードの予測には多少の誤差はありますが、検知自体の精度はよいと思います。

SIGNALNOW_EXPRESS_3

「緊急地震速報」が発表されたのに実際には大したことがなかった、ということは逆に大したことがなくて良かったと考えればよいので、自分の中ではこのソフトは好評です。

以上。





 

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