CentOS - NFS サーバ起動時の IPv6 関連エラー!

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CentOS サーバでファイル共有システム NFS サーバを起動する際に発生するエラーについてのメモです。

エラーは出力されても NFS サーバ自体は起動に成功しているので問題は無いように思える。 しかし、気持ち悪いので対策しておいた。

作業メモ

0. 前提条件

  • CentOS 6.0(32bit) サーバでの作業を想定。 RedHat 系ディストリビューションなら同様だろう。
  • NFS サーバがインストール済み。
  • IPv6 は無効化している。

1. 発生現象

NFS サーバ起動時に発生するエラーは以下通り。 IPv6 関連のエラーのようだ。

# /etc/rc.d/init.d/nfs start
NFS サービスを起動中:                                      [  OK  ]
NFS クォータを起動中:                                      [  OK  ]
NFS mountd を起動中:  rpc.mountd: svc_tli_create: could not open connection for udp6
rpc.mountd: svc_tli_create: could not open connection for tcp6
rpc.mountd: svc_tli_create: could not open connection for udp6
rpc.mountd: svc_tli_create: could not open connection for tcp6
rpc.mountd: svc_tli_create: could not open connection for udp6
rpc.mountd: svc_tli_create: could not open connection for tcp6
                                                           [  OK  ]
RPC idmapd を停止中:                                       [  OK  ]
RPC idmapd を起動中:                                       [  OK  ]
NFS デーモンを起動中: rpc.nfsd: unable to create inet6 TCP socket: errno 97 (Address family not supported by protocol)
                                                           [  OK  ]

2. 原因

IPv6 が無効になっているのが原因。

3. 対策

当方は、IPv6 を無効化にしているので、”/etc/netconfig” を編集する方法を採った。

# vi /etc/netconfig
#udp6       tpi_clts      v     inet6    udp     -       -
#tcp6       tpi_cots_ord  v     inet6    tcp     -       -

上記の方法の他に IPv6 を有効化する方法もある。 IPv6 の有効化・無効化は、NFS サーバのみならず他にも影響を及ぼすので注意が必要。


これで NFS サーバ起動時の IPv6 関連のエラーは出力されなくなりました。

以上。





 

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