エアコンの除湿！

昨今、省電力化が騒がれています。 中でも消費電力が大きいエアコンでは省電力化が必要です。

さて、「冷房」より「除湿」（ドライ）が消費電力が小さいと思って、省電力化・低コスト化をしているつもりの方はおられませんか？

結論から言うと、「エアコンの除湿は必ずしも冷房より省電力・低コストではない」です。

なぜ「必ずしも」かというと、ご存知の方も多いかもしれませんが、実は同じ「除湿」でもエアコンの種類によって消費電力が「冷房」よりも小さかったり大きかったりするようです。

通常、「除湿」は「冷房」と同じ原理で空気中の湿気を取り除くので「単なる除湿」は「冷房」同様に気温が下がります。 しかし、最近のエアコンの「除湿」は気温を下げずに湿気を取り除く（下がろうとする気温を下げないように再加熱する）タイプ「再熱除湿」が多いようです。

結局のところ以下のようになります。

• 温度を下げずに除湿（再熱除湿）をするエアコン（最近のエアコンに多い） →　冷房より消費電力「大」
• 温度が下がるタイプの単なる除湿（古いエアコンに多い） →　冷房より消費電力「小」

まとめると、

• 再熱除湿 ＞　冷房 ＞　単なる除湿

です。

エアコンの「除湿」が「再熱除湿」か「単なる除湿」かを取扱説明書で確認してみる必要があるようです。

以上。