CentOS - USBデバイスからインストール!

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前回は、 KnoppixをUSBデバイスにインストールして、USBブートさせることをしました。

今回は「CentOS」のインストールイメージをUSBデバイスにコピーし、USBデバイスからインストールしてみることを試してみました。 ※よくある方法としては、ブートイメージだけをUSBデバイスにインストールして、USB起動後にHTTPやFTP接続してOSインストールを行う、というのがあります。 しかし、せっかく手元にISOイメージファイルがあるので、そいつを使用します。

当然、USBデバイスから起動できるマシンが必要で、USBデバイスから起動できるようにBIOS設定をしておきます。 【 2011/12/22 追記 】 また、以下の作業では syslinux の都合上、USB デバイスを FAT32 でフォーマットしています。 FAT32 では 4GB 超のファイルは扱えません。ISO ファイルのサイズが 4GB を超える場合は別の方法をお試しください。(ネットインストールなど・・・)

作業記録

1.USBデバイスの準備

もちろんISOファイルが収まる容量のUSBデバイスを準備します。 FAT32 でフォーマットしておきます。 ※今回当方は5GBのUSB接続のポータブルHDDを使用します。

2.「syslinux」の準備

USBデバイスを起動可能にするための「syslinux」をダウンロードし、展開しておきます。 ※当方は、こちらから「 syslinux-3.84.zip 」をダウンロードしました。

3.ISOファイルの準備

USBデバイスに書き込むISOファイルを準備します。 ダウンロード等で手元にISOファイルが準備できたら、展開もしくはマウントソフトでマウントしておきます。 ※今回当方は「 CentOS-5.4-i386-bin-DVD.iso 」のISOファイルを使用します。

4.ファイルコピー

先ほど展開したISOファイルの中から、「 isolinux 」フォルダ内のファイルを全て、USBデバイスのルートへコピーします。 そして、「 isolinux.cfg 」を「 syslinux.cfg 」に名称変更しておきます。

5.ISOイメージのコピー

インストール用のイメージISOファイルをUSBデバイスのルートへそのままコピーします。

6.「syslinux」の設定

コマンドプロンプトで、展開した「syslinux」の「win32」ディレクトリへ移動し、以下のように実行します。

syslinux -maf f:

※USBメモリならオプションの “f” は不要だと思います。 HDDの場合、”f”オプションが無いと叱られたので。。。

7.動作確認

これで準備は終わりました。 動作確認をしてみます。 USBからブートするようにマシンのBIOS設定をし、マシンを再起動させます。 いつもの「 CentOS 」のインストール画面が起動するはずです、 言語設定・キーボード設定とし、インストール方法で「 Hard Drive 」を選択します。 マシンのハードディスクの他にUSBデバイスも選択できるはずです。 (当方の場合、マシンのハードディスクが”/dev/sda1”~”/dev/sda9”(以前パーティションを設定していたので9つ分)ですので、USBデバイスは”/dev/sdb1”でした) あとは、いつものように「 CentOS 」のインストーラが起動します。 ※注意 USBから起動すると、「grub」が標準でUSBメモリにインストールされようとしますので、変更する必要があります。


以上です。

ではまた。





 

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