KnoppixをUSBブート!

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今日は、 KnoppixのISOイメージをUSBメモリに起動可能の状態で書き込んで、USBブート可能のマシンで起動させる。 ということをしてみました。

なぜなら、 いつもPCのパーティションを丸ごとバックアップとる際に、CD・DVD起動のLinux『Knoppix』を使用しているんですが、バージョンアップしたものを使いたい場合に、いちいちISOファイルをディスクに書き込まなきゃいけないのが、面倒だし、ディスクがもったいない。 からです。

作業記録

※WindowsXP(SP3)上での作業です。 (実際にはISOファイルそのものを書き込むのではなく、ISOファイルを一旦展開してファイルをコピーしています)

1.USBメモリの準備

USBメモリをFAT32でフォーマットしておきます。 (もちろん使用するUSBメモリはISOファイルが収まる容量のものです) ※今回当方はDVD版の『Knoppix』を書き込みたいので、8GBの低価格のUSBメモリを使用します。

2.ISOファイルの準備

USBメモリに書き込むISOファイルを準備します。 ISOファイルを解凍できるツールで解凍しておきます。 ※今回当方は『Knoppix6.2日本語版』(DVD版)のISOファイルを使用します。

3.「 syslinux 」ファイルの準備

ISOファイルだけではUSBメモリから起動できないようです。 そこでこちら[ http://www.kernel.org/pub/linux/utils/boot/syslinux/ ]から「 syslinux 」(ZIPファイル)をダウンロードし、展開しておきます。 ※当記事執筆時点では、[ syslinux-3.84.zip ] が最新でした。 ※当方はISOファイルの解凍には「 Explzh 」を使用しました。

4.ファイルコピー

ISOファイルを展開してできたファイルの中からを以下をUSBメモリのルートにコピーする。 ・「 \boot\isolinux 」フォルダ内のファイル ・「 KNOPPIX 」フォルダ ※今回はDVDのイメージなので4GB近くあります。従ってコピーに時間がかかります。

5.「 syslinux.cfg 」の作成

USBメモリのルートにコピーされたファイルの中の「 isolinux.cfg 」を「 syslinux.cfg 」に名前変更する。

6.「 syslinux 」設定

コマンドプロンプトにて、「 syslinux 」を展開したフォルダ内の「 win32 」フォルダに移動し、以下のコマンドを実行する。

syslinux -ma f:

※”f:”はUSBメモリのドライブ。

7.動作確認

設定作業は終わりました。 動作確認をしてみます。 USBメモリをUSB可能なマシンに挿入してマシンの電源を投入し、USBメモリに書き込んだOSが立ち上がれば成功です。 ※USBメモリから起動するようにBIOSの設定をしておく必要があります。


以上です。

当方は一発成功できました。

この方法だと、ISOイメージさえ準備できればどんなLinuxでもUSBメモリに書き込めるので、結構便利ではないでしょうか? Windows系OSについてはよくわかりませんが・・・

ではまた。





 

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